Archive for 2011年05月

今日はみたかの話

今日は午前中土砂降り、昼からは太陽。
台風一過的な晴れ間がきれいでしたがアトリエは少しむしむし。
生徒さんでにぎわえばなおさら。

今日は三鷹の名ラーメン屋、「中華そば みたか」のお話。
以前大谷先生がこのブログでレポートを書いてくれたことがありました。
「みたか」という名前になる前は「えぐち」という名前でした。
以前は私も必ず毎週食べてました。

すっかり最近ご無沙汰していたのですが先週久しぶりに行く機会があったので店内に入るとある店員が目の前で汁のないそばを混ぜ合わせていました。
「…!」
それは油そばでした。
壁にあるメニューを見ますがどこにも油そばなんて書いてありません。
なんと隠しメニューです。
普通のラーメンを食べて、いつも通りの味をあじわいつつも、なんだか気持ちが落ち着かないまま店を出たのでした。
その続きはまた今度。

告知です。
研究科に通っている植松希実子さんの作品が展示されています。
公募展に入選です。がんばってますねー
以下に情報載せておきます。
皆様ぜひ足をお運びください。

女子美術大学創立110周年記念同窓会企画公募展 「予期せざる出発 JAM展」

女子美術大学同窓会では、2010年度大学創立110 周年を記念し、
卒業生・在校生を対象とした作品公募を行いました。 受賞作品12点は、有楽町
マリオン朝日ギャラリーで展示され、たくさんの方々にお越し頂きました。
今回のJAM展では、受賞作品と入選作品の計37点をご紹介いたします。

2011年5月21日(土)?6月19日(日)
10:00-17:00(入館16:30まで)火曜休館 入場無料
会場:女子美アートミュージアム(JAM)
〒252-8538神奈川県相模原市南区麻溝台1900
女子美術大学 相模原キャンパス10号館1階
TEL 042-778-6801

http://www.joshibi.ac.jp/

主催:一般社団法人女子美術大学同窓会
共催:女子美術大学美術館
後援:女子美術大学 女子美術大学付属高等学校・中学校 相模原市 相模原市
教育委員会

きょうの研究科2011.05.20

きょうはいつになく静かな金曜日。
ゆったりと制作できたのではないでしょうか。

こちらは脚をテーマに連作製作中です。
脚の写った写真をあちこちから集めて来て描いています。
面白いのはただ写真を写しているのではなく、写真の写真を撮ってからそれを油絵で描きおこしています。
なので写真の表面のツヤやテカリ、紙の凹凸や雑誌なら文字まで写り込むのでそれを全てそのまま表現するので、
これはいったい?という見る側を戸惑わせる要素が入ってきます。

きのう富士山に登ってきました。富士吉田口から山頂まで。
登りは雪の上をアイゼン、ピッケルを使っていきます。
標高が日本で飛び抜けて高い山なので空気が薄く、本当に本当に辛い山です。
でも帰りはスキーであっという間。
最高にたのしい春雪を楽しんできました。
山頂の風景をどうぞ。

きょうの研究科2011.05.17

午後から出勤でしたが、最近は自転車通勤。
フランについたとたん土砂降りでした。

外はどんより、教室内も蛍光灯の明かりがこうこうとついて、こういう日はモチーフの立体感乏しくべたっと見えちゃいます。
でも火曜日なかなかの盛況ぶりです。
にぎやかでぼくもそんな皆さんを手なずけられません…

こちらの生徒さん、まだ油絵2枚目(3枚目?)ですが、なかなかいい具合ですね。
筆をぐいぐい使って、色もよく観察できてるし、あとは出だしのリズムを自力でつかめるようになればなんだって描けそうですね。

先週は初台にある東京オペラシティーギャラリーへ。
写真家ホンマタカシの展覧会です。
金沢から巡回してきました。
本当は金沢で見たかったのですが、オペラシティーも天井がすごく高くてスケールのでかい展示空間でなかなか見応えがありました。

写真を撮ってそこから絵を描く人増えてますよね。
その是非はいろいろあるとは思うんですが、
とにかく写真から描くのなら写真に対してこだわりがあってもいいかなと思うんです。
写真はちょっとした構図や光の具合で出来映えが変わると思うんですけど、
カメラのファインダーをのぞく行為とキャンバスに構図をとる行為をもうちょっとリンクできたらもう少し世界が変わったりするんじゃないかなあ、なんて思ったりもするんです。

ホンマタカシの写真からそういうことが読み取れるかどうかは分かりませんが、すくなくとも写真も絵画も、あるものを四角の平面に置き換えるメディアということの共通点を意識していろんな写真をみるのもいいかと思います。

そういえば会場にはホンマタカシによるアクリル絵具で描いたドローイングが写真とともに並べられていました。
本人が描いたかどうかも分からないですけど。
なんせ「ニュードキュメンタリー」というタイトルの展覧会なので…

きょうは若手講師no1佐々木先生が代打で授業です。
まだ大学院をでて2年目、これからの活躍を期待できる作家です。

新しいモチーフはこんな感じ。
牧歌的な雰囲気ですね。
水色の木箱は加藤講師の得意のウェザリングを施しています。
秋の研究科展に向けていいモチーフとなっております。

うれしいおしらせがひとつ。
いつも金曜に大きな絵を描いている研究科の方が現代女流美術展に入選されたとのこと。
病気でしばらくの間ブランクがあったのでそこからの復活はうれしいですね!
展示が始まったら改めてこの場で告知させていただきます。

たまには映画の話でも。
今週「四つのいのち」という映画をみにいきました。
前日うちの奥さんが見に行ってたという理由だけで、奥さんの感想も聞くことなく見に行ったのですが、
これがまたとんでもない映画で度肝を抜かれたのです。
渋谷のイメージフォーラムにて。
もし興味があれば御覧になってぜひ感想を聞かせてください。

まだGWです。
3、4日は高速道路にたくさん車が走っていました。
今朝は朝5時に万座から家に帰って来てフランに出てきた中田です。

GWだけど金曜レギュラーメンバーは健在。
制作に精が出ます。
子供たちが遊んでいる風景を描いています。
光が横からきれいに入っている様子が描ければ成功ですね。
光と影を制すれば見せ場を自在に作り出せると思います。
ついつい色で見ちゃうんですよね。
ここは赤、ここは青、なんて塗り分けて行っちゃうと明暗がさっぱり見えなくなっちゃって色やデティールがあっちこっちで主張しちゃってなんとなく見栄えのしない感じになってしまう。
そうならないためにもモノクロで置き換えて考えてみるクセをつける事をお薦めします。
モチーフを写真に撮ってみて、だいたい最近のカメラはカラーでしょうからモノクロにコピーしてみる、
コンピュータが触れる方はフォトショップでカラーをモノクロに変換してみる…等々。

ちなみに写真の背後に写っているのは新しい大型モチーフです。
11月の研究科展を意識してか、どことなく秋を感じさせる??モチーフです。
詳しくはまた後日紹介させていただきます。

金曜日に通われている川島さんが出品している団体展の紹介です。

旺玄展
5月11日(水)~19日(木)
上野の森美術館
10:00~16:30
(最終日は13:30最終入場14:00まで)

ご高覧いただきたくご案内申し上げます。