Archive for 2011年09月

今日のたっぷり

画材ってなんでもそうなんですけどたっぷり使うとその素材のいい色、風味とでも言うんですかね、が出てきます。
パッと思いつくだけでも油絵具、水彩絵具、鉛筆、木炭、パステル、粘土…どれもそうです。

パレットに出した絵具が余るくらい、筆にはたっぷりと絵具をすくって画面に置いて行きます。
もちろん、描き方は人それぞれ。
薄く描いて美しい絵もたくさんあります。

でも、思うんですけど、薄く描いて素敵な絵を描ける人ってたっぷり画材を使ってきた人な気がするんです。
その画材のポテンシャルの限界を知っているから薄くも濃くも描けるという。自由になれるんですね。

この方、F40号の画面に刷毛でたっぷり絵具を置いていきます。
研究科展に向けての作品用なのですが、このままでは展示しないそうです。
さて、どうなるのか。
きょうはF40号2枚をあっというまに仕上げていきました。

こちらはパステルでエスキースの製作中。
パステルもぐいぐい重ねて行くといい風合いが出てきますよね。
まだまだいけそうです。
パステル握りしめて画面に押してつけて行くぐらいがいいと思います。
そこからたち現れてくるものにはっとしたいですね。

木炭デッサン。ラボルトを続けて2枚目。
勤勉に取り組まれています。
だいぶコツをつかんできましたね。
来週完成させましょう~

おしらせです。
10月10日体育の日、アトリエフランで多摩動物園にスケッチへ行きます。
対象は研究科、受験本科、基礎科…要はみなさんなんですが、動物園を楽しみながらスケッチの極意をマスターしましょう。
講師は加藤/中田で行きます。
特に参加料は不要です。
が、交通費と入園料はご負担ください。
人数が集まれば団体料金で入りましょう。
講師に参加の旨をお伝えください。

ふるってのご参加おまちしております!

テンペラ画

水曜日に時々テンペラ画を描いてる生徒さんがおります。前回の作品にひと区切りついたので、先日は飾りカボチャをモチーフにして自由にちょっと遊んでみることに。絵具をはじいて飛ばしたり、何層も重ねたり、わざと削ってみたりと色んな絵肌を試しています。水加減や下地をきちんとすれば、絵具があっという間に乾いちゃうので、思いつきをどんどん試せます。

 テンペラ画は支持体の準備や手法は掘り下げると奥が深く、技術に伝統的な面もあり専門的に研究されてる分野ですのでそちらを目指すとちょっと敷居が高いかなと感じます。描くまでに少々手間もかかっちゃう。ただ描画材のうちの1つとしてみると面白い特徴がいくつもあります。絵具が吸い込まれていくような描き心地や発色の鮮やかさは他では味わえないものですね。

授業再開です

9月に入って研究科授業再開しました。
夏の間ご不便おかけしました。
でも暑かったのでお休みでちょうどいいかんじですかね?

火曜日は再開初日から大にぎわいです。
今日はすこし秋を感じさせる空気で過ごしやすかったですしね。
新しいモチーフにみなさん七転八倒しながら描いておりました。

11月末には研究科展が開かれます。
さっそく生徒さんには展覧会参加申込書を配布しております。
まだあると思ったらあっというまに経って行くのが時間というものですので
どんどん作品描いて仕上げて行きましょう。

9月23日には受験生のお祭りフラン祭があります。
研究科の方も応募可能なフォトコンも開催しますので皆様ふるって参加してください!