Archive for 2014年06月

今日の研究科

こちらもう一回で仕上がりそうですね。
いつも絵具がたっぷりしっかり載せることができるのでとても発色がいい作品に仕上がります。
まだつたない部分もありますが、そこをカバーできる魅力がありますね。
今度発行される研究科お知らせ「パレット」にもこちらの作品紹介させていただきます。
お楽しみに。

今度の土曜日は今年2回目のクロッキー会です。
クロッキーをたくさんこなして線で一気に描く練習はタブローを描くにもとても重要な要素になってきます。
一朝一夕で上達するというものでもないのかもしれませんが、なにか壁に打ち当たっているような感じの ある方はぜひ参加してみることをお勧めします。
何か新しい発見があるかもしれません。
お問い合わせください。

今日の研究科

最近、アクリル絵具で抽象的表現にずっと取り組んでいる方の作品です。
先週の最後にいろいろディスカッションした上で、今週だいぶよくなって来ました。
まだご本人はこれでいいのかな?状態かもしれませんが、とてもいい方向に作品が動いてきました。

今までは、モチーフのない状態で自分の頭の中のイメージをたよりに絵具を重ねていくのでどうしても必然性のないタッチが多くなってしまい、
筆などの使う道具もなんとなく選んでずっとそれで描いてしまうのでその結果ひたすらなかなか絵が完成に近づいていかない。

あくまでも私感ですが、絵画は抽象画だろうが、具象画だろうがピラミッドのような構造になっていて、下に大きなベースの層があって、その上にだんだん小さな層が積み重なってそれが頂点に達したときに完成になるというイメージです。
もちろんそんなきれいに行く訳ではなく、なんどもつぶしてはまた積み上げての繰り返しだったり、ひとつの絵の中にも頂点がいくつかあったり。
もっと例えるなら天気図や地形図のようないびつな構造のイメージだったりもします。

今回は話し合う中でそういう方向に誘導させていただいてかなり作品の完成が見えてきましたね。

今週は梅雨の合間を狙って久しぶりの富士山に登ってき ました。
この時期は凍結もなく、歩きのプロフェッショナルたちの背中を追いながら山頂まで。
この時期のお鉢のふちの内側はかなりダイナミックでした。

今日の研究科

ご無沙汰しております。
梅雨入りで水張りした画用紙が乾かず鉛筆の色乗りも悪い、いやないやな時期がやってまいりました。

こちら金曜日午後の常連さんの50号油絵です。
モデリングペーストを絞り器で絞り出してマチエールを作った上にテレピンとリンシードで解いたイエローオーカーを薄く塗っています。
まるで極細パスタがちりばめられたような面白いマチエールになっています。
この上から自分で見た風景を構成して描いていきます。

今年は研究科展がないにも関わらず大作に自主的に取り組む方も多く、とても活気があります。
画面が大きくなると当然必要になってくる絵の具の量も単純に増えます。
たくさん絞り出さないと行けないです。
筆も大きいのが必要だし、パレットも大きい面積のものいりますよね。
適材適所というやつです。

一度自分の画材も見直してみてください。