暑い日が続いてます。
水分と塩分を欠かさず補給しながら受験生の夏期講習会で連日指導している大谷です。
先日、美術科にまぎれて人物デッサンにちょこっとだけ参加してきました。指導しながらなので2時間弱しか描けませんでしたが…。

使用前、使用後みたいな感じですが、描き始め20分の写真をiPhoneで撮影していたので載せてみました。
最初は集中力を高めて一気に線でドローイング。使用してる鉛筆は4B。カタチがとれたら、鉛筆を寝せて、大きくハーフトーンをつけます。

後はB, HBを使って、細密描写。髪の毛は4Bを立てて力を込めてガリガリ…。ハーフトーンが浮いてくると空間が出なくなるので、ガーゼでちょっとだけ擦ります。


細部です。時間が短いのでちょっと描き込みが足りないのですが、参考になれば良いと思います。

ほんのちょっとした時間でも、集中すればデッサンやドローイングはできちゃいます。楽しいですよ。人物はクロッキー講座などで訓練しないと難しいですが…。

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サマースクール

こんにちは。ブログでは久々に登場します加藤です。

研究科サマースクールが今年も始まりました。

毎年人物コスチュームコースでは様々なテーマの衣装を選んできましたが、今年はテニスウェアとなりました。ユニフォームというのは、なかなかカッコイイものですねぇ。「おっ、これは絵になるなぁ。描いてみたいな」と思っていただけたのか、参加したみなさんは短い時間内でもモデルの雰囲気をちゃんと捉えていて、順調な描き出しです。

別の部屋ではキングプロテアのドライフラワーを描いていたり、石膏像を描いてる方、半立体の作品を制作中の方と様々です。時々制作の手を休めお互いの進み具合をのぞいたりして、みなさん和気あいあいとして楽しそうです。

サマースクールにいらしてない生徒さんは9月1日から通常の授業再開です。それまではリフレッシュしたり、次の作品へのネタを探したりして9月からまたがんばりましょー。

8月24日までは受験科夏期講習が開催中ですが、研究科のみなさまも置いてある道具や描きかけの作品の様子を見にいらしたり、なんとなくフラッと寄って涼んで行ったりと、どうぞ気軽にお立ち寄り下さい。

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今日も火曜日

ご無沙汰しております。

研究科講評会もおわり、夏のお休みまでもう一息。
火曜日最後の日となりました。
今日で皆さん作品もなんとか仕上げ、それが終わればまた9月までお元気で~と教室を去って行きます。

そんな今日は台風が近づきつつあるという事でどんより、そしてたまに土砂降りの繰り返しな変な天気です。
火曜日は水彩描く方が多いです。
透明水彩、アクリル、様々です。
柔らかい印象が強い水彩画ですが、いざそんなイメージで作品に取りかかってみるとなんだかぼんやりしてしまったり、メリハリがなかったり、やりすぎて色が濁りがちになってしまったり…
といったお悩みを持っている方が多いようです。

まずは絵具をたっぷり、濃くのっけるようにできるようにするとよいと思います。
画材というのはなんでもそうなんですが、たっぷり使ってその特性を分かってあげるというのが大事だったりします。
濃く描けるようになれば薄くして行くのは簡単なのです。
でも薄くしか描けない人はなかなか絵具をしっかりのっける事が出来ません。

透明水彩絵具もそうです。
特に黒っぽい色のモチーフ、影になっている部分をしっかりのっけてあげないと、紙の白さをベースに描いて行く部分(つまりあまり絵具を載せない部分)が見えてきません。
要は明暗の比較によって絵のメリハリがきまりますので、濃い部分をしっかり作ってあげないと明るさが出ないわけです。

あとは、筆の種類(大きさ、太さ)も大事。「弘法は筆を選ばず」は描けるようになった人の話ですので、まずは道具をきちんとしたもの使ってみましょう。
値段の高い筆ってやっぱり使いいいんですよ。それでぐっと上達する方も多いですよ。

では、みなさん、9月までお元気で。

いやいや、7月、8月中は日曜日午後限定のサマースクール開講します!!
そこでお会いしましょう!!!
当校生徒さん以外も参加可能ですよ。

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火曜日

研究科の鶴村さんはもう長くアトリエ・フランに通われているのですが、
いつも大胆な発想と大胆なタッチで興味深いドローイングを見せてくれます。
そしていつも火曜日午後のクラスのムードメーカー??です。

そんな鶴村さんの新作ドローイングをインターネットで見れるようにしたとのことで、
URLを教えていただきました。
ぜひ皆さんも鶴村ワールドのぞいてみてください。

http://www.myartspace.com/artistInfo.do?populatinglist=home&subscriberid=shehqojcsatx9561

なんと英語ページ。

実は僕も鶴村さんの制作姿勢見てて、ああ、こうあるべきなのか、こういうふうにしてもいいんだなと、教えられた一人なんです。
一見分けの分からないところもあるかもしれませんが、彼女の興味/感情にとても素直に描いてるところが感動的だったりします。

さて、これは受験生用にちょっと手を出した石膏デッサン、木炭です。
3時間ほど描いたかな。
ちょっと形がとれなくてイマイチです…
そんな時もあります。
いやいや、石膏デッサンなんていつも形の狂いとの格闘ですもん。
金曜日もうちょっと描いてみます。

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今日の研究科2011.07.04

珍しく月曜のようすをお伝えする中田です。

月曜は人数的にも、メンバー的にも落ち着いて制作できますので、おすすめかもしれません。
広くスペースもとれますので大作描きたい方はぜひ!

抽象的に抽象的な風景を描いています。
つまりモチーフがないんですね。
まったく自分のイメージだけで筆を運んで行くと、ついついワンパターンなタッチで画面を埋め尽くしてしまいがちですが、
画面上のバランスを考えてタッチの大きさ、重ねる密度、濃度に変化をつけて行くといいと思います。
それは具象的な絵でももちろん当てはまります。

そうすると抽象画と具象画の違いって何?みたいな話になって来たりするのですが、
ハッキリ言ってその境目はないと思ってます。
なんとなくモチーフがハッキリ見えないので「抽象的」と、分かりやすく言葉にしているだけですので、
絵画の基本的な考え方はモチーフやジャンルや画材にとらわれることはないです。
すくなくともそうありたい、と理想をもっているのですが…

でも「絵画」なんて言葉を使っている段階ですでに西洋からの輸入品かぶれになってますので、みなさん、どうぞこの概念かぶれな講師の言動にお気をつけ下さいませ!

中田はあしたも午後からフランで教えますー
よろしくおねがいします。

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今日の研究科2011.07.01

7月になりました。
今日も暑かったです。
熱中症にお気をつけ下さい。

今年もあと半分です。コワいですね!

今日は木炭デッサン2日目の生徒さん。
本格的に1から手ほどきしてやるのは初めて、しかもモチーフは石膏像。
そしてその石膏像はラボルト、という初心者の方には定番の組み合わせですが、これが実はいちばん難しい組み合わせなんじゃないかと常々思っているのはナイショです。
石膏デッサン、苦手な方も多いと思います。
最近の受験生も石膏デッサン、みんなヘタクソです。
なんでヘタなのかというと、受験で出題されなくなったので予備校でも描く機会が減って行ったというのが大きいんですが。

石膏像デッサンの定番ポイントはまず構図。余白のバランスを見ると上手く行きます。
そしてなるべく大きく入れます。
次は人体の構造の把握です。
人体は左右対称の構造なので、中心軸とそれに対する横の軸を読み取れるようになればばっちりです。
あとは表面の面の方向を読み取ることで立体的に描いてあげること。
これはモチーフに当たる光の光源を設定してあげることにもつながります。
よく面取り石膏像って学校の美術室に置いてありましたね。
ああいう考え方です。

西洋から輸入された造形概念(つまりデッサンすること)は3次元的に物事を把握することです。
その習得には石膏像はもってこいのモチーフですね。
そもそもやつらみーんな西洋人の形してますから。
興味ある方はがんばって取り組んでみてください。
応援いたします。

明日はクロッキー講座2回目です。
当日申し込みも大歓迎です。
ぜひお越し下さい。

そして今月10日日曜日は半年に一度の研究科講評会です。
いろんな曜日の普段顔を合わせることのない生徒さんが一堂に会して作品を見れるチャンスです。
当然恒例の懇親会もございますので、みなさん是非こちらも参加してください!
いやー楽しみです。

研究科合同講評会
2011年7月10日(日)16:30-18:30
アトリエフランB教室にて
終わり次第、会場に移動して懇親会(会費3000円くらいを予定しています)

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ご無沙汰でございます

しばらくさぼってすいませんでした。
意外と読んでる方が多くて恐縮している中田です。

さて、久しぶりに今日の研究科の様子です。
あと1ヶ月で夏のお休みに入ってしまうということで、そろそろ新しい作品に取りかかる方もちらほら。

今日仕上がった鉛筆デッサン。
藁の表現などよく追っかけていていい作品になりましたね。
明暗と輪郭線を上手く利用できた結果ですね。
画面上部と下部のメリハリも利いていて、奥行きがよく出ています。
あと、大胆に床の枕木まで入れた構図がまたいいんですね。
上級者ならではですね。

話変わって、いつかお話しした中華そば「みたか」の裏メニュー、油そばです。
勇気を出して注文しました。
いつもなら「ラーメンとチャーシューお皿で!」と自信満々に注文するのですが

なかた「あ、あの、あ、油 そばって…でき…」
店員「はい!油そばですね!」

となんの躊躇もなく返事されました。

で、おいしいんです。
みなさんぜひ!

あ、今週末7月2日土曜日はクロッキー会2回目、コスチュームモデルさんいらっしゃいます!
ぜひご参加ください。

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今日は数ヶ月ぶりに復活した方でまたまたにぎわいを見せた金曜日でございました。
早速やる気みなぎる感じで制作再開しておられました。
みなさん大人ですのでいろんな事情で中休みはあるわけですけどこうやって戻りたくて戻って来ていただけるのは本当にうれしいですね。

直前の告知で申し訳ないのですが、明日6月4日はアトリエフラン クロッキー講座の日です。
こちら公開講座となっておりますので本校在籍していなくてもどなたでもご参加いただけます。
明日は17時半~20時半まで、女性のヌードモデルが入ります。
3時間で14ポーズ描きます。
受講料は3,150円となります。
明日当日受付も大歓迎ですので一本お電話ください。
初めての方も手ほどきさせていただきます。

なかなかクロッキーの機会がないのでぜひお見逃しなく。
といいつつこんな直前に告知しやがって、すいません…

という方に、7月2日土曜日にも同じ時間でクロッキー会予定しております。
7月の会のモデルはコスチュームのモデルさんとなります。
こちらもあわせてぜひチェックしてください。

秋にも2回やる予定です。

写真はロートレックのドローイング。
こんなふうに描けたらいいですねえ。

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今日はみたかの話

今日は午前中土砂降り、昼からは太陽。
台風一過的な晴れ間がきれいでしたがアトリエは少しむしむし。
生徒さんでにぎわえばなおさら。

今日は三鷹の名ラーメン屋、「中華そば みたか」のお話。
以前大谷先生がこのブログでレポートを書いてくれたことがありました。
「みたか」という名前になる前は「えぐち」という名前でした。
以前は私も必ず毎週食べてました。

すっかり最近ご無沙汰していたのですが先週久しぶりに行く機会があったので店内に入るとある店員が目の前で汁のないそばを混ぜ合わせていました。
「…!」
それは油そばでした。
壁にあるメニューを見ますがどこにも油そばなんて書いてありません。
なんと隠しメニューです。
普通のラーメンを食べて、いつも通りの味をあじわいつつも、なんだか気持ちが落ち着かないまま店を出たのでした。
その続きはまた今度。

告知です。
研究科に通っている植松希実子さんの作品が展示されています。
公募展に入選です。がんばってますねー
以下に情報載せておきます。
皆様ぜひ足をお運びください。

女子美術大学創立110周年記念同窓会企画公募展 「予期せざる出発 JAM展」

女子美術大学同窓会では、2010年度大学創立110 周年を記念し、
卒業生・在校生を対象とした作品公募を行いました。 受賞作品12点は、有楽町
マリオン朝日ギャラリーで展示され、たくさんの方々にお越し頂きました。
今回のJAM展では、受賞作品と入選作品の計37点をご紹介いたします。

2011年5月21日(土)?6月19日(日)
10:00-17:00(入館16:30まで)火曜休館 入場無料
会場:女子美アートミュージアム(JAM)
〒252-8538神奈川県相模原市南区麻溝台1900
女子美術大学 相模原キャンパス10号館1階
TEL 042-778-6801

http://www.joshibi.ac.jp/

主催:一般社団法人女子美術大学同窓会
共催:女子美術大学美術館
後援:女子美術大学 女子美術大学付属高等学校・中学校 相模原市 相模原市
教育委員会

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きょうの研究科2011.05.20

きょうはいつになく静かな金曜日。
ゆったりと制作できたのではないでしょうか。

こちらは脚をテーマに連作製作中です。
脚の写った写真をあちこちから集めて来て描いています。
面白いのはただ写真を写しているのではなく、写真の写真を撮ってからそれを油絵で描きおこしています。
なので写真の表面のツヤやテカリ、紙の凹凸や雑誌なら文字まで写り込むのでそれを全てそのまま表現するので、
これはいったい?という見る側を戸惑わせる要素が入ってきます。

きのう富士山に登ってきました。富士吉田口から山頂まで。
登りは雪の上をアイゼン、ピッケルを使っていきます。
標高が日本で飛び抜けて高い山なので空気が薄く、本当に本当に辛い山です。
でも帰りはスキーであっという間。
最高にたのしい春雪を楽しんできました。
山頂の風景をどうぞ。

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