Tag: モチーフ

3・4月のモチーフ



 こんにちは!丹澤です。三寒四温の3月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先週から新しいモチーフです。今回は鹿の骨。アトリエフランの卒業生で現在研究科に来ている生徒さんから寄贈いただきました。埼玉県秩父郡の両神山にお住まいの彼女の祖父母宅から譲り受けたもので、おじい様が山中で見つけられたそうです。自然に朽ちて骨になった美しいシルエットを見たく、壁にかけて平面性を強めた構図になっています。ドライフラワーなど細かいモチーフも並んでおります。モチーフ同士を近づけたり、省略したりしながら画面作りも描く楽しみの一つです。(4月29日までです)

1、2月モチーフ

新年の研究科授業が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。
さて、今回のモチーフはベージュ、黄色、白っぽい物を集めて暖かみのある色合いで組んでみました。
中間トーンが多いので、物同士の微妙なトーンの差を見つけながら描くとデッサンでも色彩でも、良い勉強になるかと思います。柚子とカリンを置いたので教室に香りが広がっていて、冬の雰囲気がいたします。
このモチーフは3月4日までの予定です。


講師の佐々木です。長く続いた暑さが和らぎ、やっと秋を感じる季節になりましたね。しかし、もう11月になろうかというところ、あっという間に冬に差し掛かっていくのでしょうか…。
と、言うことで今回の大型モチーフも秋を通り越して「クリスマス」仕様となっております。過去のこの時期の大型モチーフを振り返ると、クリスマスに寄せて組んだものはなんと約10年前!!当時、描いた方もいらっしゃることでしょう、覚えていますか?覚えてないかな…笑
絵になりそうな描きどころポイントをいくつかつくって組みましたので、気に入ったところを例えばいつもより小さめのサイズで描いてみて、完成した作品をクリスマス時期に玄関やリビングなどに飾ってみてはいかがでしょうか?きっと素敵なはず!
※モチーフは12月20日(水)までとなります。

9月のモチーフ



猛暑もいささか和らいできた頃でしょうか。サマースクールも無事終了し9月からまた通常授業が始まりました。
夏休みを経て、皆様がお変わりなく(?)アトリエに通って来てくださるのでとても嬉しく思います。
さて、今回のモチーフは管楽器が中心。聴くも見るも楽しい楽器ですが、いざ描くとなるとその造形の複雑さ驚かされます。時間をかけて一つをじっくり描くのも楽しいでしょう。ユーフォニウムは酸化も激しく、色はなんとも言えぬ褐色です。時間の経過を感じる茶色の質感は描きごたえもありそうです。そして全体を見ると、中心の市松模様が大きく目に入るのですが、スケールを覗くと白黒の柄がほんの少し入るような構図になります。この密度が画面の引き締め効果に繋がるかもしれません。色は自由に、実物のモチーフからヒントをもらいながら楽しく、時には難しいことにも挑戦しながら描いていただけたらと思います。

5月~7月のモチーフ

 変わりやすいお天気ですが、日差しが明るくなり街路樹の緑も鮮やかさを帯びてきたように感じます。目には青葉山ほととぎす初鰹と言ったところでしょうか。皆さまいかがお過ごしでしょう講師の加藤です。さて今回のモチーフは卓上だけではなく、視野を少し広げて室内を描くような感じに組んでみました。カーテンに似せた布や椅子、机を使って空間構成を楽しんでもらえればと思います。大きめの画面でのびのび描くも良し、中、小画面でもモチーフそれぞれの材質感などまでこだわって描き込むも良しです。
 前述の句のようにとはいきませんけど、目にはお花耳にはギター口にはパンやらワインと五感を刺激してますよ、と無理やり言えないこともありません。これはちょっと苦しかったかな。

 お知らせ
 およそ2年に一度の開催が恒例となります「アトリエ・フラン研究科展」が催されます。研究科生の力作ぞろいですので皆さまぜひこ高覧ください。

日時
2023年5月9日(火)~14日(日)
open11:00 ~19:00
※初日は14:00から 最終日は17:00まで
場所
三鷹市美術ギャラリー(三鷹コラル5F)
入場無料

3〜4月のモチーフ


講師の佐々木です。季節も変わり始め徐々に暖かく過ごし安くなってきましたね。
今回のモチーフはそんな陽気に合わせ春らしいモノを集めたり、黄色やピンクなど明るい色合いにしてみました。そこに、造花ではありますが桜やチューリップで華やかさを加えました。油彩ではホワイトをいつもより多く他の絵具に混ぜてペール系の明るい色調で描いてみても良いかもしれませんね。また、しばらくお目見えしていなかった和テイストのモチーフも一部組みました。ここは水彩表現にぴったり合うのではないでしょうか。しっかりデッサンした上での透明水彩絵具の淡彩でも、ガッシュなどの不透明水彩絵具でどんどん描くでも良し…。
5月の研究科展の出品作品として描いても、まだまだ間に合いますので皆様の作品を楽しみにしております。

1・2月のモチーフ


年明けから早くも1か月、寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
アトリエ・フランは今年も皆様の充実した創作活動を支えてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は白と黒。どのような画面になるのでしょうか。
白い側から見ればハイキーの明るい世界が、黒の側から見ればロウキーの画面が広がります。コントラストをぶつけるのも構図の取り方に楽しみがありそうです。
白い、黒いを表現するのもハーフトーンが要になります。画用紙の白から激黒になるまでの間の色が、色彩や表現の豊かさと繋がっているような気がします。
一つ一つのモチーフはシンプルなものが多いので、色調、色彩の構成に着目してみても新たなアプローチになるかもしれません。
※モチーフは3月5日までです。
(丹澤)



この数日で急に肌寒くなってきて着る物に迷う季節です。寒くなるのは嫌だけど、秋は植物が色づき、空の高さを感じるとモチーフになる物が見つかりそうでちょっぴり嬉しい季節でもありますね。さて、今回の大型静物はだいぶ渋~い感じにしてみました。茶色っぽい物が多いですが、褐色系の色でも黄味から緑味、オレンジに近かったり赤味や焦げ茶と幅を持って扱えば大変豊かな色相と言えます。そこへ絵具の透明性か不透明性かの選択、白や灰色での形態感の肉付けが加われば重厚感のある油絵が描けそうですねぇ。油絵具の物質感いわゆる可塑性を生かしてゴツゴツした質感を出すのも面白そうです。水彩ではやや明るく捉えて、銅の器物の輝きや南瓜の鮮やかな色味など描いてみてはどうでしょうか。12月20日までセットしてあります。(加藤)

9・10月のモチーフ



講師の佐々木です。9月に入っても暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。アトリエ・フランも通常授業再開しております。今回のモチーフは、主に日常的な生活用品や雑貨を並べてみました。普段見慣れた物も置かれた環境や状況によって、印象や見え方が変化します。物同士の非日常的な組み合わせのおもしろさ、石膏像(ホーマー胸像、ヘルメス半面、聖ジョルジョ首像)との関わり合いなど…。ぜひ、そのようなところをモチーフからキャッチして描いてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、美術コースの受験生は同じモチーフを倍版サイズの木炭紙でデッサンする課題を行なっています(完成した作品は、後日廊下に展示する予定です)。

また、9月から日曜日午後の人物画コースも開講しております。こちらのご参加もぜひお待ちしております。

5月〜7月の大型モチーフ




今回モチーフにした切り株はお庭の手入れをされるという友人のお姉様宅からいただいてきました。私がお家に伺った時には、木を切ってから1ヶ月程経つのにも関わらず切り株からはまだ水が溢れていました。ものすごい力で水を吸い上げ、葉の先まで送っていたことがわかります。驚きで呆然としている私を横に友人が次々とモチーフに良さそうな木を選んでくれました。植木屋さんが持ち運びやすい大きさに切ってくれていましたが、一人では持てず、転がしたり、引きずったり…。抱きかかえるとまだ湿り気があり、生きているエネルギーというのか存在感に圧倒されます。地面の下と地面の上を水を通して行ったり来たり。それは人間の想像の遙か向こう。今回はその断片になりますが、フレッシュな楠の香りも一緒に楽しんでいただけたらと思います。期間は7月20日までと長めですので画面構成や描き出しにじっくりと時間をかけてもよさそうです。
向かって左から楠、欅(台上)、楓。台上トレイの緑の葉は楠に寄生しているノキシノブ(軒忍)という植物です。(丹澤)

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