Tag: 絵具

今日の研究科

久しぶりの火曜日です。

久しぶりに見る作品はどう進んでいるでしょうか。

こちらの油絵、なかなか絵具がのっていていいですね。
来週なんとか仕上げたいですね。
一見すると素朴なタッチなのですが、仕上がるにつれてちゃんと細かいところまで見てあげて、筆や絵具がそこまで描ききれないとしても、ちゃんと見てあげた上で素朴にタッチを重ねていくとその絵具の固まりの中から細部が感じられるようになってきます。
そういうところがなんだか不思議な感じなんですが、ちゃんと観察した分、絵が応えてくれるって言うのか、説明なんかしなくてもいいんですよね。

皆さんがそんな絵が描け るようになるといいなって思います。

16時頃、猛烈な土砂降りになりましたがみなさん無事に帰れたでしょうか。

今日の研究科

きょうは一日通じて混み気味の金曜日。
来週で終わるモチーフの仕上げでしょうか。
写真は先週からの続き。だいぶ進んでまいりました。
勢いに乗って細かい事気にせずどんどん絵具をたっぷり重ねて行ってほしいですね。

このモチーフが終わった来週の火曜日に新しいモチーフを組みます。
お楽しみに。

来週はGW。野外写生会も人が集まってまいりました。
ぜひご参加ください。

そして我が家もこいのぼりあげました。朝は凪いでてこんな有様でした。

今月のモチーフ攻略法

白い白い今月のモチーフですが、絵具で描くと真っ白でぼやけた印象の絵になってしまってる方もちらほら。
油絵の具でホワイトをどんどん混ぜて行くとそれは白っぽくなるのですが、あらゆる部分をそうやって描いて行くのはタブーです。
ホワイトは混ぜる他の色の彩度を落としてしまうという避けられない性質を持っています。
なのでホワイトを使いすぎるのは絵が粉っぽく、薄ぼんやりしてしまいがちなのです。

もっと言うと、白は他の色(青か赤とかなんでもいいのですが)があるからこそ白と認識されるのであって、白っぽいモチーフの白を美しく描きたいなと思ったら白以外の色をいかに効果的に使うかなのです。

こんな真っ白なモチーフ、写真にとっても色が出にくい。
さて、どうやって描くか。
これは一例。いかがでしょうか。

そして今日完成した方の絵です。
なかなか決まってますね。背景はあえて白い壁ではなく、赤っぽいバックにして、相対的に白を表現しています。

参考にしてください。

今日も火曜日

ご無沙汰しております。

研究科講評会もおわり、夏のお休みまでもう一息。
火曜日最後の日となりました。
今日で皆さん作品もなんとか仕上げ、それが終わればまた9月までお元気で~と教室を去って行きます。

そんな今日は台風が近づきつつあるという事でどんより、そしてたまに土砂降りの繰り返しな変な天気です。
火曜日は水彩描く方が多いです。
透明水彩、アクリル、様々です。
柔らかい印象が強い水彩画ですが、いざそんなイメージで作品に取りかかってみるとなんだかぼんやりしてしまったり、メリハリがなかったり、やりすぎて色が濁りがちになってしまったり…
といったお悩みを持っている方が多いようです。

まずは絵具をたっぷり、濃くのっけるようにできるようにするとよいと思います。
画材というのはなんでもそうなんですが、たっぷり使ってその特性を分かってあげるというのが大事だったりします。
濃く描けるようになれば薄くして行くのは簡単なのです。
でも薄くしか描けない人はなかなか絵具をしっかりのっける事が出来ません。

透明水彩絵具もそうです。
特に黒っぽい色のモチーフ、影になっている部分をしっかりのっけてあげないと、紙の白さをベースに描いて行く部分(つまりあまり絵具を載せない部分)が見えてきません。
要は明暗の比較によって絵のメリハリがきまりますので、濃い部分をしっかり作ってあげないと明るさが出ないわけです。

あとは、筆の種類(大きさ、太さ)も大事。「弘法は筆を選ばず」は描けるようになった人の話ですので、まずは道具をきちんとしたもの使ってみましょう。
値段の高い筆ってやっぱり使いいいんですよ。それでぐっと上達する方も多いですよ。

では、みなさん、9月までお元気で。

いやいや、7月、8月中は日曜日午後限定のサマースクール開講します!!
そこでお会いしましょう!!!
当校生徒さん以外も参加可能ですよ。