9月に入り、急に涼しい日が続いておりますが,皆様いかがお過ごしでしょう。さて、今回のモチーフですがいかにも「絵を描きます」といったようなモチーフにしてみました。あえて名画に寄せて組んでみることで気付くことが色々とあります。
 テーブルに向かって右側はオランダ黄金時代を真似ており、左側と下部はかのセザンヌさんの代表作を真似ましたが両者にはおよそ250年程時代の差があります。前者は当時の富裕層に向けてその時代には手に入りにくい物を集めて豪華に写実的に描きアピールするのが目的の1つで、後者はより身近にある物で事物の再現よりはむしろ作者個人の造形的表現が目的というのも大きな差ではないでしょうか。反対に共通するのは中国や日本風の陶器や織物が入り、どちらもいわゆる東洋趣味が含まれていますね。
 ちょっと私の好みが強く出ちゃってますが、組んでる間は名画と照らし合せながら似た物を探して上手くいったり、いかなかったり。とーっても楽しかったです。(加藤)