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9,10月のモチーフ

こんな感じになっております。
もう9月も折り返しですがみなさん順調にモチーフ描いております。

モチーフにもなっているポスターは今国立近代美術館で行われているトーマス・ルフ展のものです。
昨日の日曜美術館でも取り上げられていたそうです。
見に行った佐々木先生によると結構賑わっていたそうです。是非ご覧になってください。
「作品」と「作者」の観念が揺さぶられると思います。

そんな私は昨日はリニューアルした東京都写真美術館のこけら落とし、杉本博司展を見てきました。
こちらも結構賑わっていて、じっくり見るには平日がお勧めかもです。
今や美術界のスターになりつつある杉本ですが、今回の展示は社会を憂いた分かりやすいSF的な内容でした。
こちらもいいか悪いかはともかく面白いと思いますのでぜひ。

どちらもコンセプトを理解すると非常にわかりやすく見えてくると思います。

こちらは生徒さんのデッサン。
たまにはデッサンをして、物を見る力、観察力を養い直します。
その観察力は世の中を見渡す力にもつながると思います。
いかにフィルターを外して純粋に物を見ることができるのか。
そんな不可能な試みにまっすぐに取り組む。

こんな時代だからこそ大切にしたいです。

5月~7月のモチーフ


こんにちは、講師の加藤です。さわやかな日も増えてきて植物の成長が楽しみな季節になってきましたね。
 さて、研究科の静物モチーフを組み替えました。今回は設置している期間が長めですので、しっかり描きこめるモチーフも入れてみました。革製のトランクはベルトや金具、縫い目などが特徴的ですし、フルートもボタンの部分を観察するにはなかなかの時間がかかると思います。
 描く場所もいろいろと選べますので、期間中に2枚、3枚描いてみるのもよいでしょう。後ろ姿の石膏像とフルートのあたりを合わせたり、ブロックやレモンと合わせたりと違った取り合わせにしてみたり、全く反対側の場所に行けば、光の当たり方や角度で雰囲気を変えてみることもできます。1枚目とはサイズを変えてみるのもよいでしょう。各々の視点でいろんな風にとらえてみてくださいね。
 7月20日まで設置してあります。

この週末はイベント目白押しです。

明日10日土曜日は5時半よりクロッキー会、今回は女性ヌードモデルです。
この数少ない機会をぜひ逃さないように。
当日連絡いただいてもオッケーです。
初めてでもクロッキーのコツをうまく教えます。

12日月曜日は多摩動物園での動物クロッキー会です。
こちらも参加自由ですのでぜひご参加ください。
人物クロッキーといっしょに参加すれば相当クロッキーの枚数も増えるので上達するのではないでしょうか。

そして12日はついにF0展の初日でもあります。
みなさん続々と作品を持参してやって きております。
まだの方は早く持ってきてくださいね。
11日の夕方に会場のcafe hi famigliaにて搬入、作品設置します。
みなさんお誘い合わせの上ぜひご来場ください。

10月に入り、無料体験の生徒さんも増えてまいりました。
1から丁寧に指導させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

さて、こちらは今日の研究科の様子。
26日までの大型モチーフ仕上がる方も増えてまいりました。
ラストスパートですね。
モチーフの布に柄やチェックなどが入るとなかなか難しいですね。
柄をべた塗りしちゃうととても平面的になってしまい、うまく面の方向によって変わる明暗を読み取らないといけないのです。
だからと言って今回のモチーフのように色のはっきりしているチェック、とくに赤が 鮮やかな今回は平面的になるのをおそれて
しっかり赤い色を置けないとそれはそれで発色の悪い鈍いかんじになってしまいます。
鮮やかな色をしっかり決めることでその前にあるものを引き立てたり、逆に彩度の低い色のモチーフを引き立たせたりもするので
そこはいちど思い切り色を載せてしまうのも手ですね。
そこから平面的になりすぎないように調整していきます。

ではよい週末をお過ごしください。

今日もお天気優れませんでした。
が、午前中にみなさんいらっしゃってにぎやかなクラスでした。

こちらは先週に引き続きアヒルの絵ですが、続々と仕上がって順調に作品が溜まってきました。
さていつ展覧会開きましょうか。

お知らせです。
F0展の開催初日である10月12日祝日にもうひとつイベントがあります。
恒例の動物園写生会です。
今年も多摩動物公園にて行います。
去年は雨で中止になってしまいましたが、例年ならいい天気の中でいい秋の1日を過ごすことができます。
動き回る動物たちをなんとか紙に定着させる術をお伝えします 。
とは言ってもやっぱり難しいですけど、お昼にはビールも飲めますし、
途中参加途中下車も大歓迎ですのでふるってご参加ください。
詳細はま近くなってからまたお知らせします。

もひとつ個人的なお知らせ。
こちら僕の撮った写真が表紙で出版されてます。
本屋で見つけたらぜひ。立ち読みじゃなくて買ってくださいね。
中身も僕の写真だらけです。

今日の研究科

こちら油絵で描き出し。
イエローオーカーで形を起こしながら全体的に色をつけていきます。
この段階では大胆に色をつけていくことでベースとなる色をおきます。
細かい部分も気になりますがとにかく大きく手を動かして、輪郭線はどんどん横断していきましょう。

こちらは水彩2回目にしてだいぶ進みました。ふわっとしたベースの色にたいして玉ねぎをシャープに描き込んでいきたいですね。

このアヒルの絵ですが、明るさが足りなかったためホワイトにちょっと色を加えた絵の具で大胆に修正です。
この修正途中がえらくカッコいいですね。このままでもいいかと一瞬思いました 。

こちらはカラスの剥製をモチーフに構成中です。どうなっていくのでしょうか、楽しみですね。
こうやって大胆に空間を触っていけると具象的にも抽象的にも表現できます。
具象か抽象かって、正直な話どっちでもいいというか、表裏一体なところがあるし、
どこからがどっちなのかなんてなかなか言えないデリケートな部分ですよね。
先ほどのアヒルの例でも一瞬抽象的にも見える、
絵の最初の段階で大きく触っていく段階もある意味抽象的な画面になっている瞬間がある。

自分の描いてる絵にそうやっていろんな一面を見つけてみると面白いかもしれませんね。
途中でもよーく描いてる絵を眺めてあげてください。

今日は木炭デッサンで静物始める生徒さんいらっしゃいました。
デッサンの最初は構図をとって形をとりますね。
形をとるというのはついついアウトラインを引くことになってしまうのですが、
この段階では一つ一つのモチーフのアウトラインを描いているとモチーフどうしの関係に意識が行かなくなるので
構図がおかしくなるパターンに陥りやすくなります。
あと、そもそも立体物であるモチーフのアウトラインに意識が行き過ぎると、
見えない奥の部分、見えている一番手前に出っ張っている部分を意識しなくなります。
その結果空間が出なくなる、立体的に見えなくなるといったことに なりがちです。

大事なのはモチーフの形でポイントになる部分を自分で作り、そのポイントを実際に点として画面に作り、その点どうしの位置関係を
画面上で比較していくという方法です。
なかなか難しいですが、客観的にものを見る練習として取り組んでいただきたいと思います。

構図がだいたい決まってきたら大きな調子を入れます。
この時にはどっちから光がやってくるのか、
その光がモチーフのどの面に当たるのか、どの面が暗くなるのか、それを画面全体で統一できているかを確認しながら進めていきます。
今日はそこまでで時間がきました。
次回頑張りましょう。

こちらは木炭での石膏デッサンの 続き。
もう1回くらいで仕上がるといいですね。
描き進めていくにつれて軸がずれ始めてきました。
そうなってくるとその像の顔に似なくなってきます。
「なんか似てくれないなあ」
そう思った時は軸がずれている時です。
似ないのでまぶたとか目の大きさとか細かい部分を一生懸命いじるのですがいっこうに似ない、そういう時は軸から取り直しです。
そこに向き合わないと絶対似ません。
頑張りましょう。

こうやってデッサンをすることによって自分の欠点が出てきます。
なかなかしんどいことでもありますが、こうすることで次のステップに進むいい機会と思いますので
たまにデッサン漬けになるのもいいと思 いますよ。

おしらせです。
0号展(ゼロゴウテン)を今年もやることになりました。
10月12日から18日、会場は前回と同じカフェハイファミリア。
ただいま研究科の皆様の申し込み受け付けております。
締め切り7月14日です。
皆様の参加お待ちしています!

今日の研究科

6月です。梅雨入りです。
でも火曜日の午後は相変わらず盛況です。
みなさん大胆に絵の具を乗せていいかんじです。
もうすぐ完成も見えてきますね。

こちらは石膏デッサンを木炭で描き始めです。
何枚か石膏デッサンを続けて描いているようですがどうしても
表面的になってボリューム感に乏しい、構造をうまくつかめないままなんとなく描いてしまうというような悩みを抱えているようです。
写真はピンボケですが、この段階ではピンボケで構いませんので大きいボリュームを捉えられるかどうかです。
ブルータス像の表面の布のシワに騙されずに筋肉質な体の構造をつかむことから始めて、
次の段階では布もうまく利用しながらボリューム感をよ り強めていきます。
表面的になるのを恐れて細部をかけないというパターンもありますが、表面を積極的に描いてボリューム感につなげていくということも大切です。
表面を描いて逆に平面的になってしまう場合は、そこからガーゼや太い木炭を使って大きい仕事を再び入れてボリューム感を大きくつかみ直します。
そんな試行錯誤を繰り返しながら進めて行きます。

1回目のクロッキー会も終了しましたが2回目が今月27日に行われます。
みなさん要チェックです。
そして早くも7月12日の研究科講評会のお知らせ出ました。
今年前半の締めくくりです。
ビールが美味しそうな季節ですね。

今日の研究科

あっという間に4月です。
そして桜も満開です。

お久しぶりの火曜日の生徒さん達です。
鮮やかな色のモチーフを透明水彩で描いています。
鮮やかな色のモチーフはかえって難しいですが、うまく白い水差しを引き立てるのに使えていますね。

面白い作品を描いてきた生徒さんに作品のお話を聞きました。
ヴラマンクがモデルの女性とスカイツリーの見える部屋で…
という一場面を描いたそうです。
ヴラマンクといえば佐伯祐三とのエピソードが有名ですが、
この生徒さんは結構アートに興味のある方なので、このテーマが改めてここに来たか、というのがとても感慨深いですね。

今日の研究科

大変ご無沙汰しております。
なかなかブログを書く暇もなく大変失礼してしまいました。
研究科は何事もなくいつもの日常です。

モチーフも春らしい色合いのものに変わっております。
みなさんいい作品を描いていますね。

大きい作品を描いている方もいます。
自分のこだわりをしっかり持って、周りに惑わされず突き進んでいければいいと思います。
きょうは「しっかりポイントとなるポイントを作りながら」、ということをポイントにしてアドバイスさせていただきました。

我がアトリエフランの美術科主任講師、尾藤先生がこの春で退任されることになり ました。
故郷の郡上に戻り、制作に専念するということです。
その退任パーティをアトリエフラン講師OB、元生徒など所縁のある方々で行いました。
笑、涙ながらのしみじみとしたパーティーでした。
春ですね。

今後ともアトリエフランをよろしくおねがいいたします。

新年のご挨拶2015

あけすぎましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
スタッフ一同皆様のお越しをお待ちしております。

ということで今年最初のモチーフはシックにモノトーンにまとまったものになりました。

微笑んだ少女の石膏像がアクセントですね。
早速その少女像をデッサンで取り掛かっている生徒さんです。
結構首をひねってうつむいているという動きが大きくて、その動きをしっかり大げさなくらい出してあげることが
いい形に繋がると思います。
微笑んでいるのですが、あんまり表情に意識が引っ張られすぎるとわざとらしい表情になってしまう ので
顔のみならず全体のバランスをきちんと意識することが大切です。
これは基本中の基本ですが、基本こそが一番難しいですからね。
年の初めにデッサン、なかなかいいんじゃないでしょうか。

今年は年明けから雪が多いですね。
私の実家もこのとおり。
そのあと仕事で北海道にいってきましたが報道にもあった通り大荒れの天気。
千歳から羽田の便が遅れに遅れて羽田に到着したのが午前2時でした。

みなさま良い年でありますように。

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