この数日で急に肌寒くなってきて着る物に迷う季節です。寒くなるのは嫌だけど、秋は植物が色づき、空の高さを感じるとモチーフになる物が見つかりそうでちょっぴり嬉しい季節でもありますね。さて、今回の大型静物はだいぶ渋~い感じにしてみました。茶色っぽい物が多いですが、褐色系の色でも黄味から緑味、オレンジに近かったり赤味や焦げ茶と幅を持って扱えば大変豊かな色相と言えます。そこへ絵具の透明性か不透明性かの選択、白や灰色での形態感の肉付けが加われば重厚感のある油絵が描けそうですねぇ。油絵具の物質感いわゆる可塑性を生かしてゴツゴツした質感を出すのも面白そうです。水彩ではやや明るく捉えて、銅の器物の輝きや南瓜の鮮やかな色味など描いてみてはどうでしょうか。12月20日までセットしてあります。(加藤)

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