猛暑もいささか和らいできた頃でしょうか。サマースクールも無事終了し9月からまた通常授業が始まりました。
夏休みを経て、皆様がお変わりなく(?)アトリエに通って来てくださるのでとても嬉しく思います。
さて、今回のモチーフは管楽器が中心。聴くも見るも楽しい楽器ですが、いざ描くとなるとその造形の複雑さ驚かされます。時間をかけて一つをじっくり描くのも楽しいでしょう。ユーフォニウムは酸化も激しく、色はなんとも言えぬ褐色です。時間の経過を感じる茶色の質感は描きごたえもありそうです。そして全体を見ると、中心の市松模様が大きく目に入るのですが、スケールを覗くと白黒の柄がほんの少し入るような構図になります。この密度が画面の引き締め効果に繋がるかもしれません。色は自由に、実物のモチーフからヒントをもらいながら楽しく、時には難しいことにも挑戦しながら描いていただけたらと思います。

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