ご無沙汰しております。

研究科講評会もおわり、夏のお休みまでもう一息。
火曜日最後の日となりました。
今日で皆さん作品もなんとか仕上げ、それが終わればまた9月までお元気で~と教室を去って行きます。

そんな今日は台風が近づきつつあるという事でどんより、そしてたまに土砂降りの繰り返しな変な天気です。
火曜日は水彩描く方が多いです。
透明水彩、アクリル、様々です。
柔らかい印象が強い水彩画ですが、いざそんなイメージで作品に取りかかってみるとなんだかぼんやりしてしまったり、メリハリがなかったり、やりすぎて色が濁りがちになってしまったり…
といったお悩みを持っている方が多いようです。

まずは絵具をたっぷり、濃くのっけるようにできるようにするとよいと思います。
画材というのはなんでもそうなんですが、たっぷり使ってその特性を分かってあげるというのが大事だったりします。
濃く描けるようになれば薄くして行くのは簡単なのです。
でも薄くしか描けない人はなかなか絵具をしっかりのっける事が出来ません。

透明水彩絵具もそうです。
特に黒っぽい色のモチーフ、影になっている部分をしっかりのっけてあげないと、紙の白さをベースに描いて行く部分(つまりあまり絵具を載せない部分)が見えてきません。
要は明暗の比較によって絵のメリハリがきまりますので、濃い部分をしっかり作ってあげないと明るさが出ないわけです。

あとは、筆の種類(大きさ、太さ)も大事。「弘法は筆を選ばず」は描けるようになった人の話ですので、まずは道具をきちんとしたもの使ってみましょう。
値段の高い筆ってやっぱり使いいいんですよ。それでぐっと上達する方も多いですよ。

では、みなさん、9月までお元気で。

いやいや、7月、8月中は日曜日午後限定のサマースクール開講します!!
そこでお会いしましょう!!!
当校生徒さん以外も参加可能ですよ。

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