今日も大雪です。
皆さん足元悪い中、研究科展も近いので熱心にいらっしゃいました。
無事に帰れましたでしょうか。

ムサビの通信課程に通いながらもフランにてさらに描き続ける熱心な生徒さん、
今回は旅先で出会った月夜の修道院の風景を描いています。
最近はだいぶ油絵の進め方、描き方に悩んでいらっしゃったようですが少し突き抜けたようですね!
この構図なのでやはり参考にするのはモネのルーアン大聖堂ですね。
空気感というか、空間を描くことが課題でしたのでモネはぴったりのお手本です。

建物のアウトラインに沿って中を塗り分けていくのではなく、極端に言うと点描のようにタッチを「重ねて」いくことで(タッチを「並べる」のではなく「重ね」ます)色の層が出来てきます。
そして点(タッチ)がアウトラインの固さを打ち消して背景とモチーフの関係が柔軟に現れてくるという狙いです。

完成までもう一息、頑張りましょう。

今週はまだ雪の残る原美術館へ行ってきました。
ミヒャエル ボレマンスという画家の展覧会です。
私が2003年にニューヨークに行った時David Zwirnerという現代美術のギャラリーでたまたま彼の個展に出くわして度肝を抜かれました。
こうして日本でまとまった作品が見ることができて時代の流れを感じました。
会場は非常にいい空間で、作品も普段描いている皆さんの参考になる物ばかりだと思いますのでぜひ見て来て下さい。

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