Archive for 'アトリエ'

2021年6月15日(火)から6月20日(日)まで三鷹市美術ギャラリーにて『アトリエ・フラン研究科展』を開催します。アトリエ・フラン研究科生と講師を合わせて38人の作品展示となります。絵に興味がある方や、ふらっと三鷹に立ち寄った方も是非ご覧ください。

場所:三鷹市美術ギャラリー(三鷹コラル5F)入場無料
日時:2021年6月15日(火)〜6月20日(日)
11:00〜19:00(※初日=14:00より 最終日=17:00まで)


新型コロナウイルス感染症の状況によって、休館・会期・開館時間・内容が変更となる可能性があります。

ご来館の際には以下の事項につきましてご理解とご協力をお願いいたします。

・ご入場の際はマスクの着用をお願いいたします。
・入口の消毒液で手指を消毒し、壁、展示ケース、作品にはお手を触れないようご協力ください。
・入口にて非接触型体温計により検温させていただきます。37.5℃以上の発熱が認められた場合、入館をお断りいたします。
発熱や体調不良等の風邪症状のあるお客さまは、ご来館をお控えください。
・他のお客様と1~2m程度を目安に十分な間隔を保ってご観覧いただき、飛沫拡散防止のためできるだけ会話はお控えください。
・来館者カードに氏名、連絡先等のご記入をいただきます。
・コインロッカー、鉛筆の貸出を中止しております。
・混雑時には、入場を制限する場合がございます。

5月~7月のモチーフ

こんにちは、講師の佐々木です。
今回のモチーフでは、ゴロッとした存在感の強い大きなモチーフ(壺、タンク、バケツ)をいくつか並べました。そして、その周りには初夏らしい爽やかさを感じさせるグリーンの葉っぱを配置しました。制作の上でのポイントとしては、壺などのモチーフは「塊(マッス)」を捉えることです。そのためには細部より量感を意識して立体感を出すように描き進めることが必要です。長いストロークで描く、始めの段階で柔らかい鉛筆をしっかりのせるのもよいでしょう。

葉っぱのモチーフは有機物特有の複雑な形をしています。それを捉えるには、まずじっくりとモチーフを観察することが重要です。その上でアウトライン的に長めの線で描き進めるのも有効です。また、日々形が微妙に変化するので葉っぱが元気な時にある程度描ききってしまうこともおすすめします。重さを感じるモチーフと軽やかさを感じるモチーフの対比が、おもしろい作品ができるきっかけになるのではないかと期待しています。


日曜午後より、こんにちは。
今月の人物画コースは青年モデルです。女性とはまた違った雰囲気を出していて新鮮!
シンプルなワイシャツは直線も多く、骨格もしっかり感じます。
4月中は残り3回ございますのでクロッキーだけでも描いてみると楽しいかもしれません。ご興味ある方は是非どうぞ。(丹澤)

1月~2月のモチーフ

 皆さま本年もどうぞよろしくお願いいたします。引き続き感染防止対策に努めながら開講しております。さて、今回の大型静物モチーフは少し横長にずらっと組んでおります。あまり大きなモチーフはありませんが、大小かたまりで見て7~8箇所くらいは狙いやすい所を作ったつもりでおります。
内容は昔の西洋静物画にみられる寓意に倣ってみました。石膏像は彫刻を表し紙やパレットは絵画を、楽器は音楽をそして書物は哲学を表す。それぞれ分野の違う諸学芸の寓意です。加えて人間の五感の表現として花は見た目の美しさや香りで視覚と嗅覚、彫刻は触覚、パンや果物やお酒は味覚、楽器は聴覚の象徴と考えられました。この辺りの事は絵画の解説本等を通じてご存じの方もいらっしゃるでしょう。
 もちろんこのような意味付けに縛られなくとも、物はあくまでも物としてとらえ、描くことを楽しんでいただけたらと思います。(加藤)

9月のモチーフ

晩夏、暑さが続きます。みなさまお元気ですか。

アトリエ・フランは受験生夏期講習の終盤を迎え、8月25日から研究科も再開いたします。
今回のモチーフはガラスの浮き球です。厚いガラスに太陽の光が差し込み、美しい色調になっています。透明感のあるガラスモチーフが中心となっていますので、透明水彩では、薄塗りを重ねていくと描きやすいでしょう。鉛筆デッサンでは目に見える現象を追うよりも形体感を意識して描くと力強い球体になるはず。完成をイメージして楽しみながら挑戦してみてください。

延期になっていた研究科展は来年2021年6月に決まりました!!
疑問、質問、やってみたい事などありましたらいつでも講師にご相談ください。
何処にいても不安がつきまとう日々ですが、充分配慮しながら最善を尽くしていきます。

秋からもどうぞよろしくお願いいたします。(丹澤)

6月~7月のモチーフ

こんにちは加藤です、皆様元気にお過ごしでしょうか。

大型モチーフを新たに組みました。今回は少し涼しく見えればと思い、草花と緑を多く入れてあります。画面サイズは30号~10号くらい、カルトン大かB3で収められるよう考えました。広めに取っても小さく狙いを絞ってもよいでしょう。

モチーフ下段に置いてみた本は夏目漱石の「鶉籠(うずらかご)」というもの。とっても趣きのあるレトロな装丁がいい感じです。「三四郎」の文中にフランスのアカデミーの画家グルーズの絵のことや、イギリスのウォーターハウスと思しき作品がちらっと描写されております。

図版があればどちらかと合わせて置きたかったのですが見当たらず、ロセッティの図版と合せて置いてみました。かなり強引ですが近い時代のイギリス絵画ということでお許し下さいませ。

さて、6月9日から開催予定していた研究科展は中止セざるを得ず大変残念でしたが、皆様また新たな気持ちでキャンバスに向かって下さればと思います。この期間で溜まった制作意欲を開放しにいらしてくださいね。


こんにちは、佐々木です。
新型コロナウイルスの影響で世の中は慌ただしい状況ですね。
アトリエ・フランでもしっかりと感染予防対策を行い(HPトップ参照)、研究科の生徒さんへ今まで通りの制作環境を提供できるように努めてまいります。

さて、3月・4月のモチーフです。
前回が渋めの哀愁漂うモチーフだったので、今回は全体的に明るめで軽やかな雰囲気を意識してくみました。また、グリーンとピンク系の色布で春らしさも演出しております。
植物(ユーカリ、タニワタリ)とキラキラした数字のバルーン、カラフルなハンガー、幾何学形体の自然物と人工物の対比なども構図選びのきっかけになるのではないでしょうか。
寝せて置いたマルス像や吊るされた三角錐など少し難易度の高いモチーフにも、ぜひチャレンジしてみて下さい!

1月~2月のモチーフ

 皆様こんにちは加藤です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。お正月もあっという間に過ぎ、新年の研究科も1月9日より始まっております。

 さて、今回のモチーフは石炭ストーブをメインに少し渋めの色調となりました。このストーブはずいぶん前からアトリエにあるモチーフでかなり年季が入ってます。生徒さんの中には「これは一体何ですか?」と初めて見る方や「子供の頃は使ってたわ。」とおっしゃる方と様々で反応が面白いです。

 古いとは言え鉄の接合部分の段差、フタのあたりの造作、溝の厚みなど細かい所はしっかり残っているのでなかなか描き応えがあります。そのほかランプやスプリングなどありますのでお好きな所を選んでみて下さい。

そろそろ研究科展のことも意識する頃かと思います、みなさん今年もどしどし制作しましょうー!

2013年に第1回、2015年に第2回、2017年に第3回と2年に一度の小さな展覧会『F0(ゼロ)展』。今年も第4回を開催します。普段描いているサイズとは違った小さな世界。手のひらサイズの小さな作品を縦横均等に壁一面に並べ、そこから見えてくる数々の個性が凝縮された小さな世界を皆で堪能することが目的です。絵画標準規格最小サイズF0(ゼロ)号(14×18cm)の作品のみでの構成となります。アトリエ・フラン研究科生を中心に講師や受験科の卒業生も交え56人のバラエティに富んだ展覧会です。ご興味のある方は是非お越しください。

◆日時
2019年11月22日(金)~11月27日(水)
OPEN 11:00~19:00 最終日は17:00まで

◆場所
しろがねGallery

http://www.shiroganegallery.com/

JR三鷹駅南口徒歩5分 しろがね通り沿い
東京都三鷹市下連雀3-29-1

 朝夕は次第に肌寒さを感じる季節になって参りました。
 さて、今回はモチーフのパートを割合はっきりと分けてみました。中規模なかたまりが4か所ほどあります。花束が目を引きますがどんな風に描いたものか迷ってしまうかも。古くはルネサンス、バロックの名画のように花ひとつひとつ克明に描くか、オランダ黄金期の静物みたいに豪華にか。伝統的な日本画のように厳格な様式美は。いやいや印象派の奔放なまでの筆遣いでざっくりとするのも良いかも?でもひとくちに印象派と言っても作者ごとに結構ちがうしなぁ。おっと、あんまり考えて自信が無くなって来ちゃもったいない。花は何時だって魅力的なモチーフですから思い切ってトライしてみましょう。
 その他イタリアの仮面舞踏会で使うマスケラ、素朴な植木や水差しと雰囲気の違う物があります。みなさんのお好みでパートを選んでみて下さいね。12月20日までセットしてあります。

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