Archive for 'アトリエ'

こんにちは、講師の佐々木です。

5月から新しい大型モチーフがセットされています。

今回は初夏に向けての爽やかなイメージでモチーフを組みました。ボリュームと高さを出すために様々なモチーフをセットしたので、まずはどのように構図を取るかが重要なポイントとなります。

モチーフを組む際に、カルトン大サイズやF15サイズで構図が取りやすいようにいくつかのブロックに分けて配置していますが、最終決定と微調整は研究科の皆さまがしなければなりません。じっくり吟味して決めて下さい。大胆に画面の下を切った構図にして、上部を狙っても面白いと思います。迷った時は遠慮なく講師に相談してください。

3月〜4月のモチーフ

 皆さまこんにちは、加藤です。3月~4月のモチーフを組みました。季節はそろそろ暖かくなり始めましたし、部屋で一休みといった気分のモチーフにしてみました。少しリラックスした雰囲気に描いて下さればと思います。大きめの画面なら後ろの壁や額縁も入れて広めにねらい、小品なら卓上のもの、ガラスに映った光なんかも意識してもらえればと思います。みなさん楽しんでみて下さいませ。

1月、2月のモチーフ


こんにちは、1、2月の大型モチーフ担当の丹澤です。
テーマは暖かい春を迎えるイメージ。いつもはFサイズに納まりにくいモチーフを組んでしまうのですが、今回は研究科展に向けて、どこからでも切り取れるようにしました。皆様楽しんで描いて頂けている様子で良かったです。中心の大きな籠の花は実際よりも華やかに描いてもよし。籠の裏構図では影色が勝負どころです。色味豊かに冒険してみても良いでしょう。

今年最後の土曜日


こんにちは、丹澤です。

今年最後の土曜日です。皆さん完成に向かってラストスパート!?をかけています。いつもは和やかな雰囲気の土曜日メンバーですがこの日は皆さん集中して描いておりました。街中のクリスマスムードと皆さんが描いている絵がマッチしてきて嬉しいですね。

来年は9日(火)から通常授業が始まります。

大型モチーフも新しくセットされ、日曜人物講座ではイスラエルハーフのモデル(着衣)さんでのスタート。どうぞお楽しみに!!

それでは、よい年末年始をお迎えくださいませ。

12月のモチーフ

モチーフを組んでから半月程経ってしまいましたが、大型モチーフのご紹介です。今回は「洋風のテーブルコーディネート」の様なモチーフになっています。様々な種類の食器やカトラリーとボトルや蝋燭を並べてみました。壁にあるレースのカーテンもアクセントになっています。時期的にはクリスマス間近ですので、クリスマス風に配色等アレンジして描いて頂くのも良いのではないでしょうか。そして、今回のモチーフのポイントです。まずは、食器やボトル等の左右対称の形の物が多いので、それらがきちんと描けるかどうかです。左右対称に描こうとしても、利き手で描きやすい部分と描きにくい部分があります。なので画面を回して描きやすい位置で描いたり、画面を逆さにして左右対称になっているかの確認をしてみて下さい。次にテーブルに乗っているものが自然に見えるように描けるかどうかです。お皿は自分の描いてる時に見えている楕円の幅で描けているかが重要です。カトラリーはテーブルに対しての置かれている角度と見える長さに注意してみて下さい。
皆さん、形に苦労して修正しながらも大詰めに向かって描いていらっしゃいます。頑張って!

講師 佐々木

今月のモチーフ

研究科の今月からのモチーフです。
一つ一つのモチーフが名前のつけられないものばかりにしました。
機能性を持つものもなるべくその機能を殺してしまうように配置しました。

モチーフの持つ意味性や記号性を可能な限り取っ払うことにより、
目の前にある「ただの物体」とそこに当たる光や影、モチーフの置かれた空間に意識を向けさせ、
純粋にじっくりと観察してほしい、その先に魅力的な作品が出来るはず、そういう狙いです。

例えば「花は美しく」とか「りんごは赤く、美味しそうに」とか、そんなことは実は我々が押し付けているイメージにしか過ぎないので、描くときはもっと物そのものを観察しようよ、ということです。

そういう意味では画学生の勉強向けのような気もしますが、今一度そう言ったことに立ち戻る、もしくは初めてそういうことに気がついた!でもいいのですが、わかりやすい意味や記号にとらわれがちなこの世の中、絵を描くということは我々の生きている世界の本質を捉えることと同義なのだ
そんな大それたことをチラッとでも考えてもらえればいいかなと。

とは言ってもみなさんこのモチーフみた途端に呆気に取られる感じがありますので、我々がサポートいたしますので
どんどんこのモチーフぶつかって見てください!

結構組むのに苦労しましたよ



 現在研究科のサマースクール開催中です。今年の人物モデルは浴衣姿。なかなか情緒があってやっぱりいいものです。日本の夏には浴衣ですね。すっきりしない空模様の多い今年の夏ですが、絵の中では夏らしさを味わえる佳作が出来るのを期待しております。その他、石膏デッサン・静物デッサンとみなさま奮闘中でございます。最終日は20日になります。
 お休み中の方は9月1日より通常授業再開。夏バテなどなさらぬよう元気にお会いできるのをお待ちしておりますー。

3月~4月のモチーフ

こんにちは加藤です。研究科の静物モチーフを組み替えました。今回はピエロの人形です。今まではあまり出していないモチーフですので、教室のみなさんの目に新鮮に映るといいなと思います。空き瓶の後ろにはアルルカンの絵が表紙になっているピカソの画集をおいて、小技を使ってみました。4月30日までセットしてあります。

9,10月のモチーフ

こんな感じになっております。
もう9月も折り返しですがみなさん順調にモチーフ描いております。

モチーフにもなっているポスターは今国立近代美術館で行われているトーマス・ルフ展のものです。
昨日の日曜美術館でも取り上げられていたそうです。
見に行った佐々木先生によると結構賑わっていたそうです。是非ご覧になってください。
「作品」と「作者」の観念が揺さぶられると思います。

そんな私は昨日はリニューアルした東京都写真美術館のこけら落とし、杉本博司展を見てきました。
こちらも結構賑わっていて、じっくり見るには平日がお勧めかもです。
今や美術界のスターになりつつある杉本ですが、今回の展示は社会を憂いた分かりやすいSF的な内容でした。
こちらもいいか悪いかはともかく面白いと思いますのでぜひ。

どちらもコンセプトを理解すると非常にわかりやすく見えてくると思います。

こちらは生徒さんのデッサン。
たまにはデッサンをして、物を見る力、観察力を養い直します。
その観察力は世の中を見渡す力にもつながると思います。
いかにフィルターを外して純粋に物を見ることができるのか。
そんな不可能な試みにまっすぐに取り組む。

こんな時代だからこそ大切にしたいです。

いよいよ梅雨明けで本格的な夏到来ですね。
通常研究科授業はお休み期間に既に入っており、ご迷惑おかけしておりますが、
恒例の公開講座、サマースクールが始まっております。

今年もいつものように人物コース、基礎デッサンコース、自由制作コースと分かれて参加者のみなさまは熱さも吹き飛ばすかの勢いで制作に励んでおります。

今年の人物、モデルさんはとてもさわやかな青いロングドレスに身を包み、すらっとした装い。その分難しいのがドレスの内側、つまり身体がどういった動きで、どういった構造であるかを把握するのが難しいです。
あまり何も考えずにシルエットばかり追っているとかなり縦に間延びしたり、足下が画面からはみでてしまったり、そこから修正していくのはなかなかむずかしいことです。

そこで押さえるべきポイントはまさにポイントをつくることなのですが、服の内側に隠れている間節がどこにあるのか、そう言った箇所が人物においてはよく言われるポイントになりますので、もしポイントがよく解らない、という方は是非講師を捕まえて聞いてみて下さい。

ではサマースクールも残り2回になりました。完成に向けて頑張りましょう。

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