Archive for 'アトリエ'

9月~10月の大型モチーフ

夏期休講も終わり、9月から研究科授業開始しました。

新しいモチーフは左右にブルーとオレンジの色のパネルを敷き、その間に白布を掛けたテーブルを設置しました。そして色のパネルの上には白いモチーフ、パネルと同系色のモチーフ、両方に共通したモチーフ(黄色いゴムボール、コルク張りの立方体)などが置かれています。描いていくポイントとなるのは、これらのモチーフがそれぞれの色のパネルによって影響を受け、どのように見えるのかという観察だと思います。同系色で描いていく練習にもなるでしょう。

テーブルの上には研究科の生徒さんから頂いた初お目見えの石膏像、ブルータス首像もあります。

講師 佐々木

サマースクール

7月末から8月半ばの毎週日曜日に恒例のサマースクールが行われました。

今回の女性コスチュ-ムコースのモデルさんは浴衣姿でした。和装は人体のシルエットや構造を捉えるのが少し難しいのですが、皆さんよく観察して積極的に描き進めていらっしゃいました。
基礎デッサン(石膏・静物)と自由制作コースも、集中して各々のモチーフに一生懸命に対峙されていました。

個性的な作品や完成度の高い作品も仕上がり、さらに普段は曜日違いで会えない生徒さん同士の交流もあったりと、熱気にあふれたサマースクールとなりました、ご参加の皆様ありがとうございました。

講師 佐々木


こんにちは。丹澤です。今月の日曜裸婦コース(着衣)はルーマニアの方がモデルさんです。ご自身で作られたというルーマニアの民族カラーを彷彿とさせるニットにマゼンタ色のベレー帽、異国の香り漂う色彩に溢れております。皆さんいつもとはちょっと違った感覚を味わっているようです。今回は3回、短い期間ですが、残り一日、東ヨーロッパを旅するように楽しんでください。

3月~4月のモチーフ

 日に日に春めいて参りましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか、加藤です。
 さて3月~4月のモチーフを組みました。今回はピンク色や黄緑色が入り、やや可愛めの配色になっておりますが、モチーフはクラシカルな物もあるので渋めにとらえて下さっても良いかと思います。主題は描き手それぞれに異なってきます。色の組み合わせの美しさや形の組み合わせの面白さ、鏡を利用すれば実像と虚像の関係などの少し深い所まで考えることもできるでしょう。
 またオーソドックスな箱形、円柱型等の基礎形態といえるモチーフもあるので、基礎デッサンを目的にする方にも取り組んでもらえるかと思います。。4月30日までセットしてあります。

1月〜3月のモチーフ

冬期休講も終わり、先週より研究科授業開始いたしました。
皆さま今年もよろしくお願い致します。

新しいモチーフはまず角樽(つのだる)、升、鮭、小豆などの年明けらしいおめでたいもの・縁起物が目に入ると思います。ただ、それだけだと和風のイメージが固まり過ぎてしまうのでガラス容器や柄布、石膏像を配置しました。一見、唐突なこの組み合わせを面白がって描いて頂けるとこちらとしては嬉しいのですが…ドキドキ。
あとは「鮭のモチーフといったらこの人ですよね」という小ネタの部分もありますので、画面の中で実物の鮭と構成してみたりオマージュとして描いてみるのもアリなのではないでしょうか。

11月10日(土)の17:30~20:30 人体クロッキー講座「女性コスチューム」を開催いたします。
モデルさんに3時間で14ポーズ(20分×2、10分×4、5分×8)して頂き、クロッキー帳に鉛筆やコンテなどの画材で描きます。初心者の方にはクロッキーの描き進め方や道具の説明もいたします。こちらは本校在籍者でなくても参加出来る講座です。ご家族・お知り合いの方なども気軽に参加頂けます。

今年度最後のクロッキー講座となります。ぜひご参加ください。

受講料等の申し込みの詳細はアトリエ・フランのホームページをでご確認下さい。

講師 佐々木

 研究科モチーフを組み替えました。今回は白いものが多くて一見描きづらいかなと感じる方もあるかも知れませんが、よーく見てると白さの違いがありますので、その辺りに気づいて頂ければ進め易くなるかなと思います。黄色っぽい白や青っぽい白とわずかな色味の差を見ても良いし、壁と机、モチーフ同士やそれに当る光の強さ明るさの違い、いわゆる明度差というもので見ても良いでしょう。ザラザラしてたりツルツルしてたりツヤの有る無しといった質感に留意するのも面白いでしょう。白黒で描いても色彩で描いても調子の差が近くなるのでぼんやりするのが心配なら、所々にある黒っぽいモチーフを使って調子を引き締めるようにしましょう。初心者の方は基礎力アップに上級者の方は絵づくりのヒントに役立ててくださいね。(加藤)

9月〜10月のモチーフ

始まりました!9月のモチーフです。

今回は大きな木とクラフト紙を大胆に交差させてみました。色が少ないので、着彩される方は絵の中で自由な色味を広げてみるのも楽しいと思います。ドライの猫じゃらしの細部はどこまで描くかがポイントの一つです。その塩梅は画面全体のバランスを見ながら決めるとよいですね。明暗は分かりにくいモチーフですが空間が大きくあります。モチーフに近づいて、その距離感を感じてみるのも良いでしょう。(丹澤)


驚く程の猛暑が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?

研究科の通常授業は、受験生の夏期講習会のため8月31日までお休みさせて頂いておりますが、毎年恒例のサマースクールは7月末から始まり佳境に入ってきました。

参加者の皆さまは猛暑にもかかわらず人物コース、自由制作コース共に精力的に描いていらしゃいます。

今年の人物コースのモデルさんはノースリーブのニット、ショートパンツ、サンダルいう夏らしいコスチュームです。ポイントとしてロングへヤーに合うキャスケット帽、手には青リンゴを持っています。目線を少し下げていることで表情は哀愁を帯びたようにも感じられ、絵作りのきっかけになったのではないでしょうか?

今回のポーズで難しいのは立てている足の量感を出すのとその足で隠れている身体を描くところだと思います。参加者の皆さまにはこの点を意識しながら進めてもらっています。

さあラスト1回、完成に向けて頑張りましょう。

講師 佐々木

2年に1回の大イベント『2018研究科展』がはじまりました。研究科の皆さんのレベルも増して、我々がアトリエに設置したモチーフとは思えないような力作や、バラエティに富んだ様々な作品が並んでいます。
我々講師陣も前回同様作品展示しております。皆様是非ご覧になってください。
開催期間は以下の通りです。

2018 研究科展 Atelier Franc General Course Exhibition
2018年5月22日(火)〜5月27日(日)
三鷹市美術ギャラリー(全館) 入場無料
11:00〜20:00(※最終日=17:00まで)

Pages: Prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...16 17 18 Next