Tag: モチーフ

3月〜4月のモチーフ

 皆さまこんにちは、加藤です。3月~4月のモチーフを組みました。季節はそろそろ暖かくなり始めましたし、部屋で一休みといった気分のモチーフにしてみました。少しリラックスした雰囲気に描いて下さればと思います。大きめの画面なら後ろの壁や額縁も入れて広めにねらい、小品なら卓上のもの、ガラスに映った光なんかも意識してもらえればと思います。みなさん楽しんでみて下さいませ。

1月、2月のモチーフ


こんにちは、1、2月の大型モチーフ担当の丹澤です。
テーマは暖かい春を迎えるイメージ。いつもはFサイズに納まりにくいモチーフを組んでしまうのですが、今回は研究科展に向けて、どこからでも切り取れるようにしました。皆様楽しんで描いて頂けている様子で良かったです。中心の大きな籠の花は実際よりも華やかに描いてもよし。籠の裏構図では影色が勝負どころです。色味豊かに冒険してみても良いでしょう。

12月のモチーフ

モチーフを組んでから半月程経ってしまいましたが、大型モチーフのご紹介です。今回は「洋風のテーブルコーディネート」の様なモチーフになっています。様々な種類の食器やカトラリーとボトルや蝋燭を並べてみました。壁にあるレースのカーテンもアクセントになっています。時期的にはクリスマス間近ですので、クリスマス風に配色等アレンジして描いて頂くのも良いのではないでしょうか。そして、今回のモチーフのポイントです。まずは、食器やボトル等の左右対称の形の物が多いので、それらがきちんと描けるかどうかです。左右対称に描こうとしても、利き手で描きやすい部分と描きにくい部分があります。なので画面を回して描きやすい位置で描いたり、画面を逆さにして左右対称になっているかの確認をしてみて下さい。次にテーブルに乗っているものが自然に見えるように描けるかどうかです。お皿は自分の描いてる時に見えている楕円の幅で描けているかが重要です。カトラリーはテーブルに対しての置かれている角度と見える長さに注意してみて下さい。
皆さん、形に苦労して修正しながらも大詰めに向かって描いていらっしゃいます。頑張って!

講師 佐々木

今月のモチーフ

研究科の今月からのモチーフです。
一つ一つのモチーフが名前のつけられないものばかりにしました。
機能性を持つものもなるべくその機能を殺してしまうように配置しました。

モチーフの持つ意味性や記号性を可能な限り取っ払うことにより、
目の前にある「ただの物体」とそこに当たる光や影、モチーフの置かれた空間に意識を向けさせ、
純粋にじっくりと観察してほしい、その先に魅力的な作品が出来るはず、そういう狙いです。

例えば「花は美しく」とか「りんごは赤く、美味しそうに」とか、そんなことは実は我々が押し付けているイメージにしか過ぎないので、描くときはもっと物そのものを観察しようよ、ということです。

そういう意味では画学生の勉強向けのような気もしますが、今一度そう言ったことに立ち戻る、もしくは初めてそういうことに気がついた!でもいいのですが、わかりやすい意味や記号にとらわれがちなこの世の中、絵を描くということは我々の生きている世界の本質を捉えることと同義なのだ
そんな大それたことをチラッとでも考えてもらえればいいかなと。

とは言ってもみなさんこのモチーフみた途端に呆気に取られる感じがありますので、我々がサポートいたしますので
どんどんこのモチーフぶつかって見てください!

結構組むのに苦労しましたよ

3月~4月のモチーフ

こんにちは加藤です。研究科の静物モチーフを組み替えました。今回はピエロの人形です。今まではあまり出していないモチーフですので、教室のみなさんの目に新鮮に映るといいなと思います。空き瓶の後ろにはアルルカンの絵が表紙になっているピカソの画集をおいて、小技を使ってみました。4月30日までセットしてあります。

9,10月のモチーフ

こんな感じになっております。
もう9月も折り返しですがみなさん順調にモチーフ描いております。

モチーフにもなっているポスターは今国立近代美術館で行われているトーマス・ルフ展のものです。
昨日の日曜美術館でも取り上げられていたそうです。
見に行った佐々木先生によると結構賑わっていたそうです。是非ご覧になってください。
「作品」と「作者」の観念が揺さぶられると思います。

そんな私は昨日はリニューアルした東京都写真美術館のこけら落とし、杉本博司展を見てきました。
こちらも結構賑わっていて、じっくり見るには平日がお勧めかもです。
今や美術界のスターになりつつある杉本ですが、今回の展示は社会を憂いた分かりやすいSF的な内容でした。
こちらもいいか悪いかはともかく面白いと思いますのでぜひ。

どちらもコンセプトを理解すると非常にわかりやすく見えてくると思います。

こちらは生徒さんのデッサン。
たまにはデッサンをして、物を見る力、観察力を養い直します。
その観察力は世の中を見渡す力にもつながると思います。
いかにフィルターを外して純粋に物を見ることができるのか。
そんな不可能な試みにまっすぐに取り組む。

こんな時代だからこそ大切にしたいです。

5月~7月のモチーフ


こんにちは、講師の加藤です。さわやかな日も増えてきて植物の成長が楽しみな季節になってきましたね。
 さて、研究科の静物モチーフを組み替えました。今回は設置している期間が長めですので、しっかり描きこめるモチーフも入れてみました。革製のトランクはベルトや金具、縫い目などが特徴的ですし、フルートもボタンの部分を観察するにはなかなかの時間がかかると思います。
 描く場所もいろいろと選べますので、期間中に2枚、3枚描いてみるのもよいでしょう。後ろ姿の石膏像とフルートのあたりを合わせたり、ブロックやレモンと合わせたりと違った取り合わせにしてみたり、全く反対側の場所に行けば、光の当たり方や角度で雰囲気を変えてみることもできます。1枚目とはサイズを変えてみるのもよいでしょう。各々の視点でいろんな風にとらえてみてくださいね。
 7月20日まで設置してあります。

3〜4月のモチーフ

研究科の静物モチーフを組み替えました。今回はアイボリー系の白を基調にレンガ色と柔らかい雰囲気の色合いでまとめております。少し変わった形の器、模様などもあるので形の構成や絵肌づくりのアイデアにしてみて下さいね。ビンや四角いもの、球体も入っていて基礎的なデッサンなど試みたい方にも良いかと思います。4月末までのセットです。

講師の佐々木です。
ブログをご覧の皆様、更新が遅くなってしまいましたが今年もよろしくお願い致します。

5月半ばには2年に1度の研究科展の開催も予定しています。充実した展覧会になるよう講師一同、努めさせて頂きますので研究科の皆様のご参加、ご協力のほど奮ってお待ちしております。
詳細は近日中にプリントにてお知らせ致します。

そんなわけで研究科展までの大型モチーフは現在設置されているものを含め2つとなります。

まず今年始めのモチーフは…2016年は酉年ではないのですが(笑)、数種類の鳥の剥製と観葉植物が混在したものになっています。
描いていくポイントとしては鳥の剥製は描く時になるべく自分の頭の中にある鳥のイメージを取り払ってよく観察して描くことですね。
鳥は様々なイラストやキャラクターになっているので、どうしてもそのイメージがあると妙に可愛くなってしまったり、脚の位置が違ってしまったりしてしまいます。
実際の鳥は全然可愛くなかったり、むしろちょっとグロテスク…(笑)。脚が体に対してだいぶ後ろの位置にあります。
皆さんよーく観察してリアルな鳥を描いていって下さいね。

あと実はこのモチーフは以前、受験本科の浪人生用に組んだものが元になっていましてその時にいらしてた研究科の数名の生徒さんから「先生、こういうの今度の研究科のモチーフでも!」とリクエストを頂き、それならばと今回用意させて頂きました。
ブログをご覧の研究科の皆様も、もし受験生が描いているモチーフで「気になるなー、描いてみたいなー」というものがありましたら気軽に講師にリクエストしてみて下さい!できるだけお応えしたいと思いまーす。

今日の研究科

こちら油絵で描き出し。
イエローオーカーで形を起こしながら全体的に色をつけていきます。
この段階では大胆に色をつけていくことでベースとなる色をおきます。
細かい部分も気になりますがとにかく大きく手を動かして、輪郭線はどんどん横断していきましょう。

こちらは水彩2回目にしてだいぶ進みました。ふわっとしたベースの色にたいして玉ねぎをシャープに描き込んでいきたいですね。

このアヒルの絵ですが、明るさが足りなかったためホワイトにちょっと色を加えた絵の具で大胆に修正です。
この修正途中がえらくカッコいいですね。このままでもいいかと一瞬思いました 。

こちらはカラスの剥製をモチーフに構成中です。どうなっていくのでしょうか、楽しみですね。
こうやって大胆に空間を触っていけると具象的にも抽象的にも表現できます。
具象か抽象かって、正直な話どっちでもいいというか、表裏一体なところがあるし、
どこからがどっちなのかなんてなかなか言えないデリケートな部分ですよね。
先ほどのアヒルの例でも一瞬抽象的にも見える、
絵の最初の段階で大きく触っていく段階もある意味抽象的な画面になっている瞬間がある。

自分の描いてる絵にそうやっていろんな一面を見つけてみると面白いかもしれませんね。
途中でもよーく描いてる絵を眺めてあげてください。

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